人生ー夢とはなにかー

夢とはなにか。

あなたには夢がありますか?

と聞かれると何故か子供は職業を言い、

大人はもう叶った、もしくは無いと答える人が多い。

しかし夢とは言わば理想である。

その理想が仕事であったりもう無いなどというのは少しおかしいのでは無いだろうか?

例えばサッカー選手にもいろいろある。

サッカー選手でも補欠で万年ベンチの人もいれば活躍して大金持ちになる人もいる。

お金持ちになりたいからサッカー選手になりたいのかサッカーが好きだからサッカーに携われればいいのか、注目されたいから活躍するサッカー選手になりたいのかそれが理想、つまり夢だ。

私は幼い頃将来の夢は?と先生に聞かれて

何も迷うことなく職業を口にしていたが

本来夢とはどーゆー人間になりたいのかどんな人生にしたいのかそーゆー理想の形を意味しており、その理想に向けて各々が勉強なりスポーツなり趣味なりに熱中し理想の自分へと歩いていくのが人生なのではないだろうか?

『何のために生まれて何をして生きるのかこたえられないなんてそんなのは嫌だ。』アンパンマンマーチの歌詞は子供向けアニメだが私たち大人にとっても意味深い。

何のために生まれてきたのかを探し、

何をして生きてきたのかを最期にこたえられた人間が貧富や醜美に関わらず幸せだと言えるのではないだろうか?

幼い頃には人生の基本となる本当に大切なものが周りに溢れかえっているのに無知でその意味を理解出来ず、大人になるにつれて目線だけが高くなり本当に大切なものが見えなくなって迷子になってしまう。

そして年老いて床に着き子供と同じ目線になった時、子供の頃見えていた本当に大切なものをようやく見つける。

人間とはそーゆー愚かな生き物なのかもしれない。

失敗を繰り返し、理解した頃にはもう次には生かせない常に挫折し反省し続ける生き物。

しかし人間は反省する事で次の世代へと文化を受け継いでいける生き物だ。

自分自身ではなく愛する誰かへ生涯を通して積んできた反省をプレゼントすることが出来る。それが人間への神様からの最高の贈り物なのかもしれない。

人間は死ぬから尊いのではなく、誰かへと想いを託し肉体は死んでも魂が宿り続けていくから美しいのだ。

誰かに想いを託せるか、誰かからの想いを受け止められるかそれが人が生きるということなのかもしれない。